SNS・マーケティング

【制作会社目線】SNSマーケティングのデメリット

SNSマーケティングは現代のビジネスで重要な役割を果たしています。
企業はSNSを活用して顧客とのコミュニケーションを図り、
ブランドの認知度を高め、商品やサービスのPRを行っています。

が、しかし

「そんなことはわかってる」「デメリットがあるから悩んでる」
という企業が多いのではないでしょうか?

この記事では、”制作側の目線”からSNSマーケティングのデメリットと企業側がどう対処するべきかについて考察していきます!

1. ネガティブフィードバックのリスク

公開された批判や苦情

SNSは双方向のコミュニケーションツールです。
企業の発信に対して、コメントや発信を切り抜いたコンテンツで意見をかわします。

これにより、ネガティブな意見は広まりやすく、企業のイメージに悪影響を及ぼす可能性があります。特に、問題が迅速に対応されなかった場合、炎上するリスクもあります。

ネガティブキャンペーンの拡散

SNS上でのネガティブキャンペーンや悪意ある投稿が広がると、企業のブランドイメージが大きく損なわれてしまいます。競合他社や悪意のある個人による攻撃により、企業は不正確な情報やデマを拡散されるリスクがあります。

最近では、日本テレビ系列の『24時間テレビ』の不祥事後。初の放送をめぐり、日本テレビアナウンサーの水卜麻美さんが、朝の情報番組をハシゴして視聴者へ謝罪をして回ったことで、『社長が謝罪するべきでは?』『好感度の高い人に謝罪させて炎上回避しようとしている』などと日本テレビが炎上。
24時間テレビの放送自体もいまだに、反感が伺えます。

このように世間に対して何かを発信することは、イコールで『燃料』を投下してしまう恐れを秘めています。

2. 経営資源の負担

時間と労力の消費

SNSマーケティングは継続的なコンテンツの更新や顧客とのコミュニケーションが求められるため、多くの時間と労力が必要となります。

特に大手企業でなければSNSマーケティング担当者は、他業務を並行して行うことが多いです。リソースが限られているため、他の業務に支障をきたすことがあります。

専門知識の必要性

SNSマーケティングには専門的な知識やスキルが必要です。効果的なキャンペーンを実施するためには、デジタルマーケティングの知識や分析力、クリエイティブなコンテンツ制作能力が求められます。

時間と労力、そして担当者の専門的なスキルで大バズりした企業といえば、ブルーベリーアイで有名な『わかさ生活』が挙げられます。

ユニークな投稿がTikTokでウケ、若い世代から支持されているアカウントですが、3DCGを使った動画の編集技術は並のものではありません。
高い編集力とそれを元にしたアイデア力によって、他の企業アカウントと差別化し大バズを生むことができています。

4. アルゴリズムの変化

SNSプラットフォームのアルゴリズム変更

SNSプラットフォームは定期的にアルゴリズムを変更します。これにより、投稿のリーチやエンゲージメントが突然変動することがあります。企業はアルゴリズムの変更に対応するために、常に最新の情報を収集し、戦略を柔軟に変更する必要があります。

広告費用の増加

アルゴリズムの変更により、オーガニックリーチが減少し、広告費用が増加することがあります。特に、競争が激化する中で、広告予算を増やさなければならない場合、ROI(投資対効果)が低下するリスクがあります。

5. コンテンツの品質管理

質の低いコンテンツのリスク

SNSマーケティングにおいて、質の低いコンテンツを投稿することはブランドイメージに悪影響を与えます。誤情報や不適切な表現が含まれた投稿は、顧客の信頼を損ない、ブランドの信用を失う原因となります。

コンテンツの一貫性の欠如

企業のブランドメッセージやトーンが一貫していない場合、視聴者はどんなアカウントであるかが理解できず、フォローしなくなってしまいます。

また、複数のSNSプラットフォームでコンテンツを展開する際には、統一されたメッセージとビジュアルを保つことが重要です。

6. 規制とコンプライアンス

法的リスク

SNSマーケティングには、各国の法規制やプラットフォームのポリシーを遵守する必要があります。広告に関する規制や個人情報保護法など、法的リスクを理解し、適切に対応することが求められます。

プラットフォームの規約違反

SNSプラットフォームごとに異なる規約やガイドラインが存在します。これらを遵守しないと、アカウントが一時停止されたり、永久に削除されたりするリスクがあります。特に、プラットフォームのポリシーは頻繁に変更されるため、最新の情報を常にチェックすることが必要です。

7. 効果の測定が難しい

KPIの設定と追跡の難しさ

SNSマーケティングの効果を測定するためには、適切なKPIを設定し、追跡する必要があります。しかし、SNSは特性上、直接的な売上効果を測定することが難しいです。

エンゲージメントやリーチ、クリック率などの指標を追跡することはできても、それが最終的な売上にどの程度寄与しているかを正確に把握することは難しいです。

長期的な効果の見極め

SNSマーケティングの効果は、短期的には現れにくいことがあります。ブランドの認知度や信頼度の向上など、長期的な視点での効果を見極めることが重要です。

体感ですが企業の上層部ほど、短期的な結果で判断する傾向が強いと感じています。
これまでも1、2ヶ月で1万フォロワー、10万フォロワーに達することができる。と期待している企業はいました。そういった企業がSNSマーケティングの真価を発揮できずに、撤退して行ってしまいます。

8. 競争の激化

コンテンツの過飽和

SNSでは大量のコンテンツが日々発信されており、競争が激化しています。視聴者のフィードには膨大な量の投稿が流れ込み、企業のメッセージが埋もれてしまうリスクがあります。差別化された独自のコンテンツを提供し、視聴者の関心を引くことが求められます

広告コストの上昇

競争が激化する中で、SNS広告の費用も上昇しています。特に人気のあるキーワードやターゲットオーディエンスを狙う場合、広告費用が高騰することがあります。限られた予算の中で効果的な広告戦略を立てることが必要です。

9. フォロワーの維持

フォロワー数の減少

SNSのアルゴリズム変更や企業の投稿内容によって、フォロワー数が減少することがあります。特に、投稿数が著しく少ない場合や質の低いコンテンツを投稿した場合、フォロワーの関心を失うリスクがあります。継続的に質の高いコンテンツを提供し、フォロワーとのエンゲージメントを維持することが重要です。

フォロワーの質の管理

フォロワーの数だけでなく、その質も重要です。偽のフォロワーやアクティブでないフォロワーが多いと、エンゲージメント率は低下し、SNSマーケティングの効果が減少します。フォロワーの質を定期的に見直し、適切な対策を講じることで、フォロワーの質を管理することが重要です。

10. ブランドリスクの管理

ブランドイメージのコントロール

SNSは迅速な情報拡散を可能にしますが、その反面、ブランドイメージをコントロールするのが難しい一面もあります。特にネガティブな情報や誤解が広まった場合、企業の信頼性やブランド価値に大きなダメージを与える可能性があります。

社内の一貫性の維持

SNSでの発信内容が社内の他のメッセージと一貫していないと、顧客に混乱を招き、信頼を失うことがあります。マーケティングチームと広報チーム、そして他の関連部門との間で緊密な連携を図り、一貫したブランドメッセージを発信することが求められます。


SNSマーケティングのデメリット克服方法

ネガティブフィードバックの迅速な対応

ネガティブフィードバックや苦情に対しては迅速かつ誠実に対応するしかありません。信頼を回復するための努力を惜しまないことが、長期的なブランド価値の向上につながります。

ただ、弊社が携わった企業では一度も炎上の経験はありません。
ネットリテラシーをきちんと学び、客観的視点を持って取り組めば炎上するリスクは限りなく低いと言えるでしょう。

継続的な教育とスキルアップ

SNSのノウハウは、あれこれ調べる前一冊本を読むことをお勧めします。

・できるだけ最新のもの(初版が1年以内)
・Youtube & TikTokなど網羅的なものではなく、どれかに特化したもの
・Amazonのベストセラー

以上のものであれば十分だと思います。

また、YoutubeやTikTokなどのSNS運用が目的であれば、本を読むより先に実際に触れてみてください。投稿はしなくとも、自分のアカウントなどで、どういうことができるかを触れて知ることの方が重要です。

一貫性のあるコンテンツ制作

ブランドの一貫性を保つためには、投稿・発信する前に綿密な計画を立てることが大切です。

何を目的とした発信を行うのか?
そのための自社の強みは何か?
どんなリソースをどれくらい割くことができるのか?

そういった洗い出しを最初に済ませて、できることとできないことを明確にしておきましょう。
特に、自社だからできることが確立していれば、それを軸にコンテンツの幅を広げていくだけで一貫性を保てます。

フォロワーエンゲージメントの維持

フォロワーとのエンゲージメントを維持するために、定期的に質の高いコンテンツを提供し、双方向のコミュニケーションを促進します。特にフォロワーの意見やフィードバックは重要です。

SNSマーケで最も効率がいい動画は”コメント返信動画”と考えています。
コメントに対して動画で返事をするだけの動画ですが、

1.コメントに対して、意見や考えを述べられる
2.自分のコメントも取り上げて欲しい人がコメントする
3.それをさらにコメント返信動画にする⇨1.に戻る

といった具合に、永久機関が完成します。

視聴者のニーズに応えることで、忠実なファンベースを築いていくことが理想です。

リスク管理と危機対応

ブランドリスクの管理には、リスクマネジメントと危機対応の計画が不可欠です。ネガティブな情報や誤解が広まった場合に備えて、迅速に対応できる体制を整えましょう。定期的にリスクアセスメントを行い、潜在的なリスクを把握し、予防策を講じることが重要です。

まとめ

SNSマーケティングは現代のビジネスにおいて不可欠なツールであり、多くのメリットを提供しますが、その反面、様々なデメリットやリスクも存在します。プライバシーとセキュリティのリスク、ネガティブフィードバックの管理、経営資源の負担、アルゴリズムの変化、コンテンツの品質管理、規制とコンプライアンス、効果の測定の難しさ、競争の激化、フォロワーの維持、ブランドリスクの管理など、多岐にわたる課題に対処する必要があります。

これらのデメリットを克服するためには、適切な戦略と計画的なアプローチが必要です。企業は最新の技術とトレンドを活用し、顧客とのエンゲージメントを高めるためのクリエイティブなコンテンツを提供し続けることが求められます。また、リスク管理と危機対応の体制を整え、常に改善を続けることで、成功するSNSマーケティングを実現できるでしょう。

SNSマーケティングの効果を最大化し、ビジネスの成長を促進するために、これらのデメリットを理解し、適切に対処することが不可欠です。企業はこの課題を乗り越え、SNSを活用してブランドの価値を高め、顧客との信頼関係を築くことができるでしょう。

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