映像制作ノウハウ

映像制作は”プロに任せたらなんとかなる”と誤解されがちなので『正誤リスト』を作りました。

映像制作は”プロに任せたらなんとかなる”と誤解されがちなので『正誤リスト』を作りました。

映像制作の業界で仕事をしていると、クライアントから『明後日に投稿したいんですけど?できますか?』というような、えっ⁈と声を挙げてしまうような、注文を受けることがあります。

そんなクライアントの多くは、制作未経験のSNS担当者や、自社リソースを持っていない代理店だったりするのですが、これはおそらく”映像制作のプロ”という認識がズレているのかなと思います。

プロと聞くと【早い】【巧い】【TVみたい】そんなイメージを持つ人もいるじゃないかと思いますが、それは100%正しいイメージではありません!

この記事では、映像制作初心者広告代理SNS事業担当者の方々に向け、映像制作における、よくある勘違いを10個で挙げています。

これを読むことで、
・制作会社や外部パートナーとの認識のズレを未然に防ぐ
・より効率的に映像制作を進めていく
ことができます。

ぜひ最後までご一読いただければ幸いです!


1.投稿すれば視聴されるものではない

誤:動画は投稿すれば視聴される
正:視聴されるには視聴者の関心を引く要素が必要

YoutubeなどのSNS運用に初めて関わる人が意外と勘違いをするのがこれ。

初の投稿で『いきなり10万再生!』と期待したものの、
思い通りにいかず失敗の烙印を押してしまいます。

これは期待に胸を膨らませすぎることで起きたギャップでしょう。

昨今のSNSは毎日、何万もの動画がアップロードされます。
そんな中、単に動画をアップロードするだけで、視聴者に見られることはありません。視聴者の関心を引く工夫が必要です。

視聴者にとって価値のあるコンテンツを提供し、積極的にプロモーションを行うことで初めて再生数を増やすことができます。


2.動画の質<投稿量は間違い

誤:動画の質<投稿量
正:投稿量<<<<<<動画の質

10年前くらいのYoutubeでは『毎日投稿』というのがトレンドで、
Youtuberは夏休みなどの視聴者が増えやすい時期に、毎日投稿をしていました。

もちろん投稿数が多いと、単純に視聴者に接触する回数が増えるため、
再生数が増える可能性を秘めています。

しかし、先ほども挙げたように、SNS上では大量の動画で溢れかえっている状況です。その中で求められているのは圧倒的に『動画の質』です。

質の高い動画というのは、練り込まれた企画。労力をかけた撮影。
突き詰めた編集…。少なからずどれかが伺える動画となっています。

投稿することが目的となってしまうと、本末転倒な結果となります。


3.アピールしたい内容だけを発信する

誤:自社のアピールしたい内容だけを発信する
正:マス向けに、誰もが興味を持てそうな内容を絡める

これは動画単体ではなく、SNS運用を通しての考え方です。
まず前提として、SNSは公共の場です。

例えば、駅前で路上ライブをしているミュージシャンを目にしますが、
あの人たちは自分が作詞作曲した曲ばかりを歌ったりはしませんよね?

まず人に立ち止まってもらうために、有名な曲を歌って気を引き、
歌声やギターの巧さ、ルックスなど、どこかに興味を持ってもらいます。
人が集まってきて初めて、作詞作曲した曲を聴いてもらう。

動画も同じです。
まずは視聴者が興味を持つトピックを中心にコンテンツを作成しましょう。

・視聴者の困り事を解決する。
・生活に役立つヒントを与える。
・面白いエンタメを発信する。 
など

視聴者の利便性を高めて、ようやく本当にアピールしたいことを発信しましょう。

動画で採用したいから始めたアカウントでも、
『うちで働いたらいいことあるよ…』『こういう人材を募集してます…』
という内容ばかりを扱っているのは、路上ライブで延々と社歌を歌ってるに等しい行為です。

SNSを使った戦略ということを忘れないようにしましょう。


4.模倣やAIで作成した内容を発信する

誤:他人の模倣やAIで作成された内容を発信する
正:自身が詳しい分野や経験のあるテーマを発信する

最近はAIを用いて、大量のコンテンツを作成できるようになりました。
自身に深い知識がなくてもAIが書き上げた記事を読みあげるだけで、立派な一つの動画となるでしょう。

しかし、そんな効率よくコンテンツを作成したところで、
視聴者にとって有意義な情報が発信できなければ意味はありません。

これは単純に、知識や経験のない情報を扱った動画を作成すると、
内容が浅くなり視聴者に信頼されないからです。

AIが発展し、何事も簡単に調べられるようになった時代だからこそ
誰にも体験し得ない自身の経験やそこから得た学びが、
今、本当に価値のある情報といえます。

自身の強みを活かし、視聴者に対して影響力のあるコンテンツを
提供することを心がけましょう。


5.高性能な機材は必須ではない

誤:高性能なカメラやマイク、ライトが必要
正:とりあえずマイクだけは気を付ける

テレビのイメージから、
『プロの撮影はすごい機材を使ってる!そういうのを使わないといい動画にならない!』と、完璧を追い求めすぎる人に多い思い込みです。

実際、テレビや広告で使うカメラは良いものなので、
映像の質は大きく変わりますが、
正直、比較的新しいスマホで撮影してしまっても良いと考えています。

本当に気を付けるべきは音質です。
ノイズが入ったり、周りの音を拾いすぎると、
動画の質は極端に下がり見ずらくなります。

【スマホ Vlog用 マイク】と調べると、使いやすいマイクが
たくさん出てくるので、1万円〜3万円程度のものを使ってみてください。


6.編集でなんとかならない

誤:後から編集でなんとかなる
正:編集でなんとかならないことは多い

編集でなんとかならないことは多いです。
例えば先ほど挙げた音も、一度カメラに記録されてしまったら
編集では取り除くことはできないので、撮影時に注意する必要があります。

このように『後で編集でどうにかしてもらおう』という判断を、
編集未経験者がすることで、編集事故になることがよくあります。

他にも、AI写真の発達からか、もしくはハリウッド映画のイメージなのか
『映り込んだ人をCGでなんとか消してください…』という注文もあります。しかしそんなことをしようものなら、とんでもない予算が必要になります。

編集の事故を防ぐには、撮影に注意を払うことが最も重要です。
光や音声、カメラアングル、演者の振る舞いなど、あらゆる要素に注意を
払いましょう。

編集は撮影した映像の質をさらに引き立てるためのもので、
解決手段でないことを心得ておいてください。

「撮影は素人で全くやり方が分からない…」と先に進めなくなるのであればEasyeaseでは内製化のサポートをしているので、一度ご相談に来てみてください。

EasyEaseの公式HPはコチラ👇

https://easyease.net/


7.編集できる≠魅力的な編集ができる

誤:動画編集ができる人に全て任せる
正:動画編集ができる=魅力的な編集ができるわけではない

実は世間と一番認識がずれているのはコレではないかと思います。
『編集できます』『編集ソフトが使えます』『実績あります』とアピールして編集者は案件を獲得します。

しかし、これまで200人以上の編集者と関わってきて、
本当に”良い”編集ができたのはほんの十数人です。

編集を料理に置き換えたとき、
撮影した映像を”食材”、編集者を”料理人”と考えると
『料理ができます』『包丁が使えます』『カレー作ったことあります』
というアピールは、実力にかなり差が出ると思いませんか?

編集ソフトの使い方が分かる=面白い動画が作れる と考えるのは誤りです。技術だけでは視聴者を引き付けられるのは、ほんのわずかな編集者です。


8.編集には時間がかかる

誤:編集のプロなら1、2日で編集できる
正:編集に十分な時間を確保する

編集作業にいかに時間がかかるかが把握できないために、
納期と制作期間にギャップが生まれることもしばしばあります。

簡単そうに見える編集でも、実は工数がかかっている要素がたくさんあり、
2時間かけて2分しか動画が進まないこともあります。

もちろん、撮影した映像素材や求めるクオリティによっては
短期間で動画を制作することは可能です。

しかし、それは映像素材を見て初めて判断できる部分であるため、
スケジュールを立てる際は十分余裕のある丁寧な進行を心がけましょう。


9.取捨選択が重要

誤:動画の細部までミスがないか細かくチェックする
正:最も重きを置くところを判断し、取捨選択を行う

※前提として、編集者は最大限の編集パフォーマンスを引き出しているものとしてお話しております。

映像制作で一番厄介に感じるのは【責任感のある素人】のチェックです。
これによって何が起きるかと言うと、”誰も気にも留めないような細部”に
目が止まり、その修正を何度も繰り返すことになります。

素人目線というのは非常に大切な観点です。
少しズレますが、Youtubeで有名になった『岡野タケシ弁護士』も、
動画企画に法律知識0のディレクターを置いたことで、視聴者に興味が湧く
企画を作ることができ、大バズりしました。

世間に映像を公開しても、視聴者のほとんどは制作経験者ではありません。
なので彼らの印象や感想を推測するには未経験の人に聞くのがベストです。

しかし責任感を強く持ちすぎると、
その観点から映像をチェックできなくなります。

細部にこだわりすぎると、
・全体の進行の遅れ
・修正を何度も繰り返したために、過去に修正した箇所が修正前に戻る
・元々修正の必要なかった箇所にミスが起きる

などのヒューマンエラーが発生しやすくなります。

細部のこだわりも重要ですが、それ以上に
・伝えたいメッセージがきちんと伝わる映像か?
・その映像で最も重要な部分は何か?
を見誤らず、適切な落とし所を見つけることも重要です。


10.ディレクションは労力がかかる

誤:ディレクションは片手間に行える
正:ディレクションには労力がかかる

これは主に内製化を図るSNS担当者に向けての内容です。

7.であげたように、編集者は誰でも魅力的な編集をできるとは限りません。その仕上がりは、編集者に指示を出すディレクターの手腕に寄ります。

しかし、
・発注段階で編集者に一から十まで説明する。
・編集に使う動画や画像を用意する。
・完成した初稿に対して、具体的な指示で修正を行う。

これが非常に手間です。映像制作を専門にやっている身としても、
時間や工数がかかるのがディレクションです。

自分が持つ知識や経験からアイデアを引き出し、
それを言語化、あるいは可視化して伝えるのはやはり時間を割きます。

ディレクションを効率化するには、
その編集者と阿吽の呼吸と言えるまで 経験を積んでいく時間が必要です。


終わりに

さて、今回は『映像制作における正誤リスト』という内容で
記事を書いてみました。

この10個のポイントを押さえることで、映像制作初心者や未経験者でも、
映像を制作するための心構えが身につけられると思います。

しかし、ほんの数年前に台頭してきたTikTokですら、
すでに市場はレッドオーシャンと化しています。

映像マーケティング戦略を考えているなら、しっかりした下調べと
準備をしないと、他の映像広告などに埋もれてしまうのが現状です。

・やっぱりやり方が分からない…。
・少しでも楽して始めたい…。

という方に向けて、EasyEaseは映像制作のサポートをしているので、
もっと知りたい方はコチラのリンクからHPへ!

詳細はこちら▼

https://easyease.net/

最後に、この記事を読んでくださりありがとうございます。
『スキ』で反応してくれると励みになります。

このnoteが気になった方は他の記事もご覧ください。

動画広告運用会社 EasyEase
広報担当 M

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