「動画は1本作ったのに、YouTube用・Instagram用・TikTok用でまた作り直し…」そんな経験、企業SNS担当なら一度はあるはずです。実はこの手間、動画のアスペクト比を自動生成できるAIの進化でかなり解消されつつあります。今日はその最新事情と、企業映像での活かし方をお伝えします。
アスペクト比7種類を自動生成するAIツールが登場した
こんにちは、動画生成AI研究所の所長、原田です。今日もAIの実験と観測に明け暮れる毎日を送っていますが、先日見過ごせないニュースが飛び込んできました。動画生成AI「NoLang」が、変換機能で選べる画面比率を7種類に拡張したんです。1:1・4:5・2:3・4:3・21:9といった比率が追加され、1本の動画から複数の縦横比を自動生成できるようになりました。
これ、地味に聞こえるかもしれませんが、映像制作の現場にいる人間からすると結構な事件なんです。今までは「YouTube用の16:9」「Instagramフィード用の4:5」「TikTok・Reels用の9:16」と、プラットフォームごとに別々に書き出し作業をしていました。トリミングの位置を変え、テロップの配置を調整し、時には構図そのものを撮り直すこともある。それが1本の元動画から自動で複数比率に展開できるとなると、単純に作業工程がひとつ消えることになります。

技術の概要・なぜ今注目されているか
同時期には株式会社Mavericksが「NoLang」のエディタ自体も刷新し、生成から仕上げまでを1画面に統合したという発表もありました。ドラッグ操作だけで直感的に編集できる設計になっていて、専門知識がなくても扱える方向に進化しています。動画生成AIの世界では「Kling」「Sora」「Seedance」といったツールが次々にアップデートされ、YouTube上でも「どれが最強か」という議論が盛り上がっていますが、企業の現場で本当に重要なのは派手な生成能力より、こうした「運用のしやすさ」の進化だと私は見ています。
ビジネス・イベント業界への影響
企業イベントの現場では、1つの動画素材を複数のSNSに展開するニーズが年々強まっています。イベント告知はInstagram、当日ハイライトはTikTok、公式記録はYouTubeというように、同じ映像でも出し先ごとに最適な形が違う。この「切り分け作業」がボトルネックになっていた企業は多いはずです。この自動生成機能は、その負担を減らす選択肢のひとつになります。
企業イベントでのSNS展開が変わる
ここからが本題です。この技術、企業イベントの現場でどう活きるのか具体的に考えてみましょう。
企業イベントの映像は、実は撮影して終わりではありません。オープニングムービー、当日のライブ配信アーカイブ、ダイジェスト版、SNS告知用のショート動画。ひとつのイベントから生まれる映像アウトプットは想像以上に多い。そしてそれぞれに最適な比率・尺・テロップデザインが求められます。これまでは制作側が手作業でひとつひとつ書き出していた工程を、AIが土台として整えてくれるようになれば、人が本来注力すべき「企画」や「演出」に時間を使えるようになります。

📹 参考動画:「AI動画初心者でもSORA2を使えばストーリー動画が量産できる」といった解説動画でも、生成から複数展開までの流れが紹介されています
活用シーン①:AIオープニング演出・OPムービー
企業周年イベントや表彰式の冒頭を彩るOPムービーは、AIとプロの組み合わせが特に力を発揮する領域です。EasyEaseでは、AI生成素材とモーショングラフィックスを掛け合わせたAIオープニング映像を制作していて、これまで予算の都合でOPムービーを諦めていた企業様にも選択肢を届けられるようになっています。ここに複数の縦横比の自動展開が加われば、当日会場で流すメイン映像と、後日SNSで告知するショート版を同時に用意することも無理なくできます。
活用シーン②:ライブ配信・縦型動画・SNS運用
イベント当日のライブ配信も、記録して終わりではもったいない領域です。配信アーカイブから切り出した縦型動画をTikTokやInstagramのReelsに展開する企業も増えていて、実際に採用広報の分野でもInstagramライブ配信を活用する動きが出ています。EasyEaseでは撮影・ライブ配信からその後のSNS運用までを一気通貫でサポートしていて、イベント映像を「その日限り」で終わらせない設計を大切にしています。
【AI×イベント映像の活用事例を知りたい方へ】
EasyEaseでは実際の導入事例や費用感をまとめた情報をご案内しています。
「他社はどう活用しているか」「どのくらいのコストか」という段階でもお気軽にどうぞ。

