映像制作ノウハウ

社内マニュアル動画の作り方|向いている業務・費用の決まり方・外注前に決める4項目

「新人が入るたびに、同じ説明を何度もしている」——社内マニュアル動画のご相談は、この一言から始まることがほとんどです。ただ、動画にすれば必ず解決するわけではありません。この記事では、どの業務が動画に向いているか、費用が何で決まるか、外注前に何を決めておけばいいかを整理します。

社内マニュアル動画とは、どういうものか

この動画は、業務手順や機器の操作、接客の型などを映像で残し、社員が必要なときに見返せるようにしたものです。紙のマニュアルやOJTの置き換え、あるいは補完として使われます。

紙との違いは、「動き」と「順番」をそのまま記録できる点にあります。機械の操作、包丁の入れ方、電話応対の間の取り方といったものは、文章と静止画にした瞬間に情報が落ちます。動画ならその落ちた部分が残ります。

もうひとつの違いは、教える側の時間を消費しないことです。OJTは教える人が毎回拘束されますが、動画は一度作れば何度でも同じ品質で再生されます。新人が入るたびにベテランが同じ説明を繰り返している会社ほど、効果が分かりやすく出ます。

向いている業務、向かない業務

向いている業務

向かない業務

向かない業務を無理に動画化すると、更新されないまま古い手順が残り、かえって混乱の元になります。最初は「向いている業務」の中から、いちばん繰り返し回数が多いものを1本だけ作るのが安全です。

費用はどう決まるのか

費用は、動画の長さではなく撮影する現場の数と、手順の本数でほぼ決まります。

規模によって幅がありますが、企業向けの動画制作サービスはおおよそ10万〜50万円が目安です。撮影拠点数や手順の本数で変わるため、料金表で一律にお出しするより、まずは打ち合わせで無料お見積もりをお出しするようにしています。
この考え方は企業PR動画と共通です。詳しくは企業PR動画の制作費用はどう決まる?で整理しています。

無料で相談する制作実績を見る

外注する前に決めておく4項目

次の4つが決まっていれば、初回の打ち合わせで構成案まで話が進みます。

  1. 誰が見るのか:新人か、中途の経験者か、外国人スタッフか。対象が変わると、省略してよい前提知識が変わります
  2. いつ見るのか:入社時に一度まとめて見るのか、現場でその都度スマホで見返すのか。後者なら1本2〜3分に刻む必要があります
  3. どこで見るのか:社内ネットワークか、動画共有サービスか、タブレットに入れて持ち歩くか。納品形式が変わります
  4. 正解を誰が決めるのか:「この手順で合っている」と判断できる人を1人決めてください。ここが曖昧だと、撮影後に「うちの部署ではやり方が違う」と差し戻しが発生します

4つ目が抜けたまま進行して撮り直しになる例が、いちばん多いです。

撮影当日と納品後に起きやすい失敗

最後の点は費用に直結します。分割しておくかどうかで、2年後の更新費が大きく変わります。

まとめ:1本目は「いちばん繰り返している作業」から

手順が決まっていて繰り返し発生する業務ほど、動画化の効果は出ます。費用は尺ではなく撮影日数と手順の本数で決まり、工程ごとに分けておくと後から更新しやすくなります。

最初から全業務を動画化しようとすると、費用も工数も膨らんで頓挫します。いちばん繰り返し回数が多い作業を1本だけ作り、現場で本当に見られるかを確かめてから広げるのが確実です。

私たちEasyEaseは、東京・横浜を中心に業務マニュアル動画を含む企業向けの動画制作を行っています。実際の事例はこちら:EasyEaseの制作実績もあわせてご覧ください。

【マニュアル動画をご検討の企業さまへ】

対象者と業務内容を伺えれば、何本に分けるべきか、どこをアップで押さえるべきかまで含めてご提案します。1本だけのお試しからでも構いません。

提案・お見積もりまでに費用はかかりません。

無料で相談する制作実績を見る
動画制作サービスの詳細を見る

関連記事

同じカテゴリーの記事

2026.07.31
アリババ製AI動画「HappyHorse」の登場で問われる、企業イベント映像制作会社の存在価値とは
2025.08.06
一般人が、数十万の映像を“買う”か?
2026.09.04
周年映像を見送った企業ほど翌年に問い合わせが来る、その予兆となる担当者の一言
映像制作ノウハウの記事をもっと見る ›
← コラム一覧に戻る