「ライブ配信を外注したいけれど、いくらかかるのか見当がつかない」——企業イベントの担当者からも、パートナーを探しているイベント制作会社からも、いちばん多くいただく相談です。ライブ配信の費用は、実は「規模」でほぼ決まります。この記事では、規模ごとの費用感と内訳、そして見積もりが動く要因を、実際の料金プランをもとに整理します。
ライブ配信の費用が「規模」で大きく変わる理由
ライブ配信の見積もりは、映像の「クオリティ」よりも先に、当日の体制の大きさで決まります。理由はシンプルで、費用の大半が機材と人の稼働に紐づくからです。
具体的には、次の4つが規模を決める軸になります。
- カメラ台数:1台なら定点、2台以上ならスイッチング。台数が増えるとカメラマンとスイッチャーの人数もそのまま増えます。
- 配信時間:2時間と6時間では、当日の拘束時間だけでなく機材のレンタル区分も変わります。
- 会場の規模:大きな会場ほど、音響・照明チームとの連携や回線の手配が必要になります。
- 当日の人員:オペレーターが1人で回せるのか、複数人での分担が必要なのか。
逆に言えば、この4つさえ伝えられれば、初回の問い合わせ時点でかなり正確な概算が返ってきます。「とりあえず相談」で話が進まないケースの多くは、ここが曖昧なままだからです。
規模別に見る、企業イベントのライブ配信費用
EasyEaseで実際にご案内している料金プランを例に、規模ごとの費用感を整理します。いずれも税抜の目安で、イベント内容によって変動します。
小規模:15万円〜(カメラ1台・定点配信・〜2時間)
社内向けの説明会やセミナー、記録を残すことが主目的のイベントがこの規模です。含まれるのは次の内容です。
- カメラ1台による定点配信
- 配信時間 〜2時間
- アーカイブデータの納品
- 当日のオペレーター手配
「配信できていれば十分」「あとで見返せる形で残したい」という要件なら、この規模で足ります。カメラを増やさないぶん、費用も体制もいちばん軽くなります。
中規模:35万円〜(カメラ2台〜・スイッチング・〜3時間)
もっとも相談が多いのがこの規模です。カメラが2台以上になると、登壇者の寄りと会場の引きを切り替えられるようになり、視聴者の離脱が目に見えて変わります。
- カメラ2台以上、スイッチングあり
- 配信時間 〜3時間
- アーカイブデータの納品
- ダイジェスト動画 1本
- 当日のオペレーター手配
ダイジェスト動画が付くのがポイントで、イベントを当日で終わらせず、後日の告知や採用・営業資料に転用できます。周年イベントや社員総会、外部を招くセミナーはこの規模が基準になります。
大規模:70万円〜(カメラ複数台・〜6時間・音響照明連携)
ホールや大型会場での式典、終日開催のカンファレンスがこの規模です。
- カメラ複数台
- 配信時間 〜6時間
- 会場・音響・照明との連携
- オープニング動画 1本
- アーカイブデータの納品
- ダイジェスト動画 1本
- 当日のオペレーター手配
この規模になると、配信そのものより会場の他セクションとどう噛み合わせるかが費用を左右します。音響や照明が別会社の場合、事前の打ち合わせ工数も見込んでおく必要があります。
【費用を先に把握しておきたい方へ】
動画制作そのものはおおよそ10万〜50万円、ライブ配信は規模により大きく変わるため要相談です。金額を確定させる前に、まずは打ち合わせで無料お見積もりをお出しします。
実際の事例はこちら:EasyEaseの制作実績と、イベントダイジェスト映像のサンプルをあわせてご覧ください。
配信・撮影の対応範囲はイベント・ライブ配信、映像制作全般のメニューは各ページにまとめています。
見積もりが上下する5つの変数
同じ「カメラ2台・3時間」でも、条件次第で金額は動きます。差が出るのは主に次の5つです。
- 会場のネット回線:会場の回線が使えるか、モバイル回線を持ち込むか。持ち込みの場合は回線費用が加算されます。
- 登壇者の人数とマイク本数:登壇者が増えると音声の系統が増え、ミキサー周りの手当てが必要になります。
- 配信先の数:YouTubeだけか、Zoomや自社サイトにも同時配信するか。同時配信は設定と検証の工数が増えます。
- アーカイブの扱い:データ納品だけでよいか、後日編集して公開用に仕上げるか。
- 撮って出しの有無:当日中にダイジェストを納品する場合、現場に編集の体制を組む必要があります。
このうち特に見落とされやすいのが回線です。会場によっては配信に耐える回線がなく、当日になって発覚すると打てる手が限られます。会場が決まった時点で確認しておくのが確実です。
問い合わせ前に決めておくと見積もりが早い4項目
次の4つが決まっていれば、初回のやり取りで概算まで進みます。逆にここが未定だと、往復が増えて時間だけが過ぎていきます。
- 開催日と会場:仮でも構いません。日程が押さえられているかどうかで動き方が変わります。
- おおよその配信時間:全編を配信するのか、一部だけかも含めて。
- 配信の目的:記録として残したいのか、当日の視聴者数を増やしたいのか。ここで必要なカメラ台数が変わります。
- イベント後に使う予定があるか:採用や営業で使う予定があるなら、最初からその前提で撮ったほうが結果的に安く済みます。
4つ目は特に効きます。あとから「営業資料にも使いたい」となると、素材が足りずに撮り直しになることがある。最初に伝えてもらえれば、同じ配信のついでに必要なカットを押さえておけます。
イベント制作会社の方へ:下請け・OEMという選択肢
ここまでは発注する側の目線で書きましたが、イベント制作会社の方から「配信部分だけ任せられる先を探している」というご相談もよくいただきます。
EasyEaseは御社名義で納品できる形(下請け・OEM)にも対応しています。御社が元請けとして窓口に立ち、配信のオペレーションだけを裏方で引き受ける形です。販売価格は御社で自由に設定していただけます。
自社に配信チームを持たない制作会社にとって、案件ごとに機材と人を手配するのは負担が大きい。配信を任せられる先を1つ確保しておくと、「配信もできますか」と聞かれたときに持ち帰らずに即答できるようになります。受注の取りこぼしが減るのは、この差です。
まとめ:規模を伝えれば、費用は先に読める
配信にかかる金額は、カメラ台数・配信時間・会場規模・人員の4つでおおよそ決まります。小規模なら15万円〜、カメラを増やしてダイジェストまで付ける中規模で35万円〜、大型会場のフルプロデュースで70万円〜が一つの目安です。
見積もりを早く正確に受け取るコツは、完璧な仕様書を作ることではありません。開催日・会場・配信時間・目的の4つを伝えるだけで、話はかなり前に進みます。
そして、イベント後に映像を使う予定があるなら、それも最初に共有してください。同じ現場で押さえられるカットが増え、後から撮り直す必要がなくなります。
【イベントを開催される企業さまへ】
企画から撮影・配信・編集までワンストップで対応しています。会場が決まっていない段階のご相談でも構いません。
提案までに費用はかかりません。
イベント制作・ライブ配信の詳細、サービス一覧もあわせてご覧ください。
【イベント制作会社さまへ】
配信のオペレーションを、御社案件の一部として裏方で担当します。御社名義で納品できる形(下請け・OEM)にも対応しています。
広告代理店・制作会社向けの自社サービス「CUROCO」も運営中です。
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